7iro CARAVAN 熊本県益城町の調査

【7iro CARAVAN for KUMAMOTO】

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このたびの熊本地震に際し、Do One Good 7iro CARAVANでは、ペットとペットにかかわる被災者への支援を目的に、先ごろから皆様からの支援金を募ってまいりました。
そして集められた支援金が、直接的かつニーズにマッチした形で有効に使われるよう、4月28日(木)に、熊本県益城町にて現地調査を行いましたので、ご報告いたします。
報告の中で、混同しがちな文言がありますので先に注釈しておきます。
※ペット同行避難・・・緊急災害時に避難を必要とする場合、ペットは自宅に置いていかず、同行して避難所へ避難すること。かといって避難所内でペットと寝泊まりすることと同義ではなく、あくまで『ペットと一緒に逃げてください』ということ。3年前、環境省がガイドラインで示したが、法的拘束力はない。
※ペット同伴避難・・・ペット同行避難者が、指定避難所内でペットと一緒に寝泊まりすることで、その判断は各避難所の運営担当者に一存されているのが現状。ペット同伴避難の場合、一般の避難者と混在することとなり、様々な問題やトラブルの要因となることは否めない。
以下、報告レポートです。
今回の調査では、移動車の手配の関係で、福岡市内から早朝に出発しました。
この日までは九州自動車道が一部通行止めであったため、熊本の手前、植木ICから一般道を経由して益城町に入りました。
○10:00『益城町健康福祉センター避難所』
今回はペット同行避難者の実態調査としての視察であり、支援物資等は持参していないため申し訳ない気持ちを持ちつつの訪問でありましたが、長期支援を目指すためには、焦ってミスマッチの支援に、皆様からの善意の寄付金を使うわけにもいかないと割り切って調査にあたりました。
・当避難所の各入り口には、必ずセキュリティの人が立っていて、入る際には目的を聞いていました。
・当避難所では、ペット同伴避難は行われていない模様です。
・ペット同行避難者は、自家用車中での避難生活と考えられます。
・駐車場には、車中に猫を確認しました。
・食料配給時刻と重なったこともあり、避難者の多くが行列を作っていたという状況であったため、聞き取り調査は満足には行えませんでした。
・避難所から徒歩2分ほどのコンビニは通常通り営業中で、商品棚も充実していました。
・人用の支援物資は十分に足りている印象でした。
○12:30『益城町総合体育館避難所』
・当避難所は、まず指定避難所としての体育館があり、運営はYMCAが行っています。
・当避難所では、ペットとの同伴避難を受け入れています。
・避難所に入居しているペットは犬6頭となっています。
・そして、同じ敷地内に広場と運動場があり、広場にはペット同行避難者のためにピースウィンズジャパン(PWJ)が設営したテント、運動場にはアウトドアメーカーのコールマン社が提供したテントが設置されています。
・PWJのテントは現在36ハリ、入居者は約140名、犬40頭とのことです。
・PWJのテント群の運営は、YMCAではなくPWJが行っています。
・現在PWJのテント群に入居しているペット世帯は、基本的に先着順だったようです。
・体育館避難所、PWJのどちらにも入っていない(入れなかった)ペット世帯は、駐車場での車中泊となっています。
・これらの車中泊避難者のため、PWJは当避難所から数キロ離れた再春館製薬の敷地内に、新たにテントを増設し、5月1日より運営を開始しています。
・PWJのテント群に入居している避難者は、指定避難所である総合体育間宛に届けられる支援物資や自衛隊が設置する簡易入浴施設、医療支援等は体育館避難所に入居している避難者と同様に使用することができています。
・再春館製薬所敷地内に新設するPWJのテントにはそうした設備はないため、PWJ独自で入浴施設と簡易トイレの設置を予定しています。食事については、数キロ離れた当体育館へ定期的に通う必要があります。
・体育館敷地内のテント及び再春館製薬所の新設テントにはフード等のペット用の支援物資は、種類も豊富に揃い、大抵のニーズに応えられているようです。
・調査のなかで、当避難所におけるペット同行避難者の担当者、各避難所を巡回してペット支援団体の取りまとめを担当している方、PWJの担当者と実際にお会いして、今後の支援ターゲットの選定とネットワークの構築を行いました。
○16:00『熊本市立本荘小学校』
・避難所として解放当初はペット同伴避難を受け入れていましたが、その後衛生上の理由からペット同行避難の受け入れを不可となった避難所です。その経緯を調査したく訪問しましたが、すでに避難所は閉鎖していました。
今回の現地調査では、東京からの遠隔支援におけるベストな選択を模索することが目的でした。
益城町総合体育館では、現地で実働している団体や避難所の運営担当者と接触し、支援ターゲットの選定に大きく前進しました。
Do One Good 7iro CARAVANとしては、皆様からお預かりした善意の寄付金をもっとも効果のある場所とタイミングを見極めたうえで使わせていただき、その項目については随時ご報告していきます。
今回の震災では、避難を要する地域はある程度限定されています。しかしながら、家を失った方々などは長期の避難生活、そして今後は仮設住宅への入居時など、支援を必要とするタイミングはこれからも必ずありますので、私たちは情報収集のアンテナを張り、変化するニーズに対応しながら、必要な支援を継続してまいりたいと思います。