Category: Column

幼稚園生とジャックのおじさん

お母さんといっしょに来た幼稚園生:
「ママ、わたし犬飼いたいの!」
ジャックのおじさん:
「お嬢ちゃん、お父さん・お母さんが飼いたいと思わないと犬は飼っちゃいけないんだよ。」
幼稚園生:
「どうして?」
ジャックのおじさん:
「お嬢ちゃんが学校に行ったり、お友達と遊んだりしている間は、誰が面倒をみるのかな?」
幼稚園生:
「ママ。」
ジャックのおじさん:
「そうだろう。だから、お父さん・お母さんがダメって言うんなら、お嬢ちゃんが大きくなってから飼うんだよ。」
幼稚園生:
「・・・うん。」
(09/12/12 「ジャックの里」さんの里親会でのひと場面。)

犬に付けた名前の由来は?

先日の Do One Good BAR で、ふと、犬に付けた名前の由来の話題になった。
みんな「ちょっと恥ずかしいんだけど・・・」と、照れながら話はじめると、ドラマ主人公の飼い犬やテレビ番組のキャラクターから考えたり、お母さんが勝手に付けたあだ名がそのまま定着してしまったりと、その由来はさまざま。ただ、どの話にも共通していたのは、犬への愛情と同時に自然と思い浮かぶ、その当時の家族の風景。
...そこに犬がいることで、家族同士のたわいの無い会話が確かな記憶として残る。
僕はこれまで、犬と一緒に暮らしたことがないので、 Do One Good の活動をする中でも、犬について実感がわかないことも、正直、多々ある。それでも、この日のようなエピソードを通して、「やっぱり犬は大切な家族の一員なんだなぁ」と日々感じています。

なぜ Do One Good なのか

Do One Good は、いくつかの保護団体と協力関係を結び、犬の里親会を開催しています。しかし、Do One Good は場所を提供しているに過ぎません。保護犬を連れてくるのも、新しい飼い主と話し合うのも、保護団体の方々です。
私たち、Do One Good が里親会をやる意味は何なのか。抽象的ですが、はっきりと言えることがあります。
Do One Good の考える里親会は、「保護された犬の里親さがし」の場ではありません。健全で持続可能な「ヒトとイヌが出会う」場として、広義に捉えています。
それは里親会ではなく、「未来のペットショップ」として形づくらていきます。
そこでは、保健所から保護されたイヌに会うことができます。そこでは、シリアスブリーダーが繁殖させたイヌに会うことができます。そこでは、シリアスブリーダーがイヌの繁殖プロセスや考え方について教えてくれます。
そこでは、イヌ個々の性格や体質などを、ポジティブなこともネガティブなことも教えてくれます。そこでは、そのイヌの親のことを教えてくれます。そこでは、そのイヌが生を受けてから辿ってきた境遇、環境、ヒトのことを教えてくれます。そこでは、ヒトがイヌを選ぶだけでなく、イヌもヒトを選びます。
念頭にあるのは、救うイヌの「数」ではありません。イヌとヒトが結ぶ関係性の「質」、つまりヒトとイヌのあるべき健全で対等な関係、出会い方を構築することです。その出会い方が浸透すれば、そもそも救うべきイヌの数自体が減るはずです。数から目を背けてはいけないが、数に囚われてはいけない。・・やはり抽象的ですが、いまそう思うのです。

犬を交換してもらったはなし

ペットショップで犬を買ったけどなかなかごはんを食べてくれないので心配になった。買ったお店に相談に行くと、脳に障害がある事がわかった。お店の人は、同じ種類の犬と交換してくれた。
Do One Goodのメンバーが、身近な友人と食事をした時の何気ない会話。
これが生き物ではなければ、不良品は返品、交換するのは普通のことなのかもしれないけど、何かが変われば改善される気がする。買う側も、売る側も、繁殖する側も、そしてそれを聞いたボク等が、決してヒトゴトではなく、ましてやイヌゴトだからと言って流さなければ、何かを変えていける気がする。