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7iro CARAVAN

被災地訪問・支援

第25回活動報告

福島県南相馬市・宮城県七ヶ浜町

■ 活動目的

まず、福島県南相馬市鹿島区小池長沼仮設住宅において、ペットゴー社の施策である『たすけあいペットプロジェクト』で寄せられた支援物資を、前回活動時にリクエストを受けた方々にお届けした。今回は、実質的に初回となった前回時の経験を活かし、より効率的な仮設住宅内へのアナウンスが実践でき、また、仮設入居者の方々も我々の活動内容を予め理解されていたこともプラスに作用し、物資受け渡しと次回リクエストのヒアリングをスムーズに行うことができた。調査も含めると3度目の訪問ということで、仮設入居者間の、支援物資の質量に対しての不公平感も解消されてきたように感じる。この点については、今後もD・O・G内での議論を繰り返し、より公平かつ効率的な物資分配を模索していきたいと考える。

並行して実施したトリマーによる爪切りや肛門腺絞り等のケアサービスについても、前回同様大変喜んでいただけたと思う。また、今回は手のあいたメンバーが、順番待ちの犬たちの散歩を「何の気なし」に始めたのだが、これが思いのほか好評であった。よくよくお話を伺うと、被災前は自宅も付近の環境も、飼い犬がノーリードで自由気ままに走り回れていたのだが、避難所や仮設住宅で暮らすようになってからは、今まで当たり前に出来ていた十分な運動が難しくなっているとのことであり、そのことが飼い主さんたちの犬たちに対する『申し訳ない』という感覚を生むことになり、少なからず犬も人間もストレスの原因となっていることが解った。もともと中・大型犬の多い地域性であることを踏まえると、ペットの運動不足によって引き起こされる諸問題は、ペットのみならず飼い主である人間にも影響を及ぼしているということであり、もちろん、D・O・Gが今後考えていかなければならない案件であることは間違いないだろう。

午前中に南相馬での活動を終え、北上して七ヶ浜の仮設住宅へ。
ここでも、リクエストを受けていた物資の配布を行うとともに、南相馬同様簡単なグルーミングサービスを実施した。さらに、仮設住宅内でのグルーミング班と別班を組み、七ヶ浜町から委託を受けて仮設住宅でのボランティア活動などを総括して管理する、NPO法人アクアゆめクラブ・災害復興事業支援事業リーダーの金丸氏とコンタクトし、七ヶ浜町内の仮設住宅におけるペット状況について貴重なお話を伺うとともに、D・O・Gがこれまで行なってきた活動に対して深く共感を得ることができた。当団体と連携することにより、さらに内容を充実させることが可能となると思われ、今後も協力態勢を気づいていきたいと考える。

また、仮設住宅においては、避難所時代からご縁をつないできた岩本氏(避難所・仮設住宅内のペット共生についてリーダー的な役割を担ってきた人物)が仮設住宅内でオープンしているラーメン屋にて、今後の仮設住宅でペットと共生する方々が向かうべき方向性やメンタリティについて、被災者の立場から奇譚ない意見を伺うことができた。D・O・Gがこれまで実施してきた活動は、被災者の方々の現状に沿うことが原則であるので、今後もこうした意見に対し積極的にアンテナを張っていきたいと考える。

■ 活動内容

■ 今後の連携・方向性

今回のキャラバンでは、前回の活動で実施した、アーティストが帯同してのワークショップが組まれていないこともあり、活動時間をコンパクトにまとめた代わりに、七ヶ浜町での活動を加えることができた。また、継続して実施していただいている、ペットゴー社の『たすけあいペットプロジェクト』をはじめ、各団体・個人の方々から寄せられるD・O・Gの活動への有形無形を問わない温かいキモチに対し、出来る範囲で応えていきたいと思う。

今後も、キャラバンごとの参加メンバーで出来得る活動内容を吟味しつつ、質量を伴う活動にしていきたいと考えるのはもちろん、D・O・Gが最終的に目指すところである、『未来のペットショップ』の創造に向けてのサンプル収集やコンテンツの模索など、軸をしっかりと据えた活動を心がけていきたい。
震災からすでに1年と数ヶ月が経過し、最近では被災地でのペットが置かれている状況はもとより、被災地そのものを取り上げた情報すらメディアでの露出が減少している。南相馬市では、一部の警戒区域の検問が解除になったものの、依然としてそこで生活することは許されず、不便な仮設住宅での生活は長期化することが予想される。七ヶ浜町でも、海沿いの被災地区には、再度住宅を建築することができないことが行政により決定していて、地震と津波によって家を失った方々は、将来の行き場すら未確定の状況である。我々D・O・Gは、まだまだ厳しい被災地とそこで暮らす人とペットの現状にアンテナを張り、復興気運の陰と陽を見定めつつ、D・O・Gとしての基本理念である、モノとキモチを連動させた活動を、今後も継続して心がけ、活動に反映していきたいと考える。

文責:村松

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